ホーム 留学 インターンシップ トラベル ビジネス 旅行保険
 


New York / New York

New York Trendy

英会話

アメリカ旅行記

掲示板

About J-NewYork



NY情報


Shop In the U.S.A.

GRAB DINNER

Winds from New York

I Love NY

NY in Movies

NAHOのいろいろ話

添乗員のひとり言

私のNY体験記

NYホットスポット

NY食べ歩き

NYライフ

Songs from NYC

USAファッション通信

コロンビア大学留学日記

NY Report

アメリカキャリア情報





Songs from New York City




Index Next


  • New York State of Mine(ニューヨークの想い) / BILLY JOEL
by Shohei Nomura, 6.3.2000


さて,ニューヨークに因んだ曲をピックアップして紹介していくこのコーナー,まず は王道中の王道,BILLY JOELの「New York State of Mine(ニューヨークの想い)」を取り上げてみよう。

《休暇には都会を離れる人もいるけど,僕はハドソン川を越えるグレイハウンドに乗って,ずっと想い続けていたニューヨークを訪れる...(意訳)》

ニューヨークのブロンクス出身,ロングアイランド育ちのビリー・ジョエルは,ニュ ーヨークについての歌をたくさん世に送り出している。なかでも,ジャジーなピアノ に導かれて郷愁たっぷりに歌われるこのバラードは,BARBRA STREISANDを始め,数多くのシンガーにカヴァーされていて,もはやスタンダードと言って差し支えない。彼のメロディメイカーとしての希有な才能と,ジャズやリズム&ブルーズに対する深い素養がにじみ出る名曲中の名曲だ。

発表されたのは76年。『Piano Man』で一躍注目を浴びた彼が,「Just The Way YouAre(素顔のままで)」などを含む『The Stranger』で大ブレイクする直前の 『Turnstiles(ニューヨーク物語)』というアルバムに収録されている。「Say Goodbye To Hollywood」で幕を開け,「Miami 2017」で幕を閉じるこのアルバム,決して大ヒットしたとは言えないけれど,内容自体は素晴らしく,『The Stranger』 や,「Honesty」でお馴染みの『52nd Street(ニューヨーク52番街)』といった作品 と並んで名盤の1つに数えられるだろう。

ちなみに,この“Turnstiles”というのは,ニューヨークの地下鉄などにある回転式 の入口のこと。この頃,ビリーはニューヨーク・シティーの北方に位置するハイランド・ホールズという街に住んでいて,足繁くマンハッタンに通っていたそうだ。そういう背景を知った上で,この「New York State of Mine」を聴けば,音の1つ1つ が,さらに味わい深いに違いない。

ビリーのソウルフルな歌声と枯れたサックスの音色,滑らかなストリングスの響きを聴けば,ほんの数ヶ月ニューヨークに滞在しただけの僕にも,彼のニューヨークに対する想いが響いてくる。1999年の12月31日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに行われたコンサートを収録したライブアルバム,『The Millenium Concert』でも,思い入れたっぷりにプレイされていて,それを聴いた僕は,またニューヨークに行きたくなってしまった。





COPYRIGHT(C) 2000-2009 J-STAR TRAVEL Inc.