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  • ☆☆☆ I Love New York more than before ! ☆☆☆
by Junko Kitahama, 9.30.2001



同時多発テロによって、思いもよらない惨事がNYを襲いました。 行方不明者のご家族、必死でガレキを取り除こうと昼夜不休で働く 救助隊員達の姿が報道されるたびに胸が痛み、今日本にいて直接 何も出来ない自分がとてももどかしく苛立ちを感じています。クリック するだけで支援のための募金できる…というシラクラさんのメルマガ を読み直ぐに実行したのが本当にささやかな応援です。

今日は、大好きなNYの中で、もっとも私が気に入っている場所を ご紹介しながら、もう見ることの出来ない風景を惜しみ、また今後 きっとすばらしい復興を見せてくれる「新しいNY」へ大きな期待を 寄せたいと思います。

1994年から毎年1〜2回は訪れることになったNY。アメリカ人弁護士 と結婚していた友人一家が東京からNYに転勤したのがきっかけだった。 初めてのNY到着は真夜中の1時過ぎ。3月も下旬に入っていたという のに、大寒波に襲われたNYすべての空港が積雪で封鎖され、ユナイ テッド航空810便でサンフランシスコに定時(午前10時)に到着した私は ここで延々と待たされることになった。当日中にNY着はあきらめて、NYの 友人にもう一度電話しようと思った時アナウンスがあり、乗り継ぎ便のゲート が掲示された。時刻はすでに午後8時を回っている!急いでNYのトキコに 電話をいれると、「どんなに遅くても到着時間を確認してアーサーが迎えに 行くから!」と心強い言葉にホッとする。

機内は40%ほどの乗客でゆったりと席を取り体を横にしながら過ごせた ので助かった。5時間後ゆっくり高度を下げ始めた機内から窓の外を見る と、灯りが目に入ってきた。NYの灯りだ!! オレンジ色に輝く無数の灯り は窓の外にこびりついた霜?や水滴に反射してきらきらとクロスに交じり 合ってなんとも美しい光景だった。日本の灯りは蛍光色の白っぽい色が やけに目立つので、この「オレンジ」は私の心に深く残るNY色となった。

ニューアーク空港の到着ゲートを出たところでトキコの夫、アーサーに会う。 2年ぶりの再会にビッグハグを交わし、先に貨物便で到着していた荷物を 探し出し、ブロンクスビルについたのはすでに午前2時過ぎ。「真夜中だか ら渋滞ががなくてよかったよ」と何度も大あくびをしながら自宅までドライブ してくれたアーサーに大感謝だった。その日の朝、彼は大事な商談があり 7時半に出かけたそうだ…。私が目覚めたのは午前10時とは、ほんとに 申し訳ない!

トキコが用意してくれたクリームチーズとサーモンのべーグルサンドの朝食 に「わー、NYだっ!」と感激し、(日本にいる時、NYに来たら絶対に美味しい のを食べさせてあげる!という約束だった)ジェットラグもなく、元気だったので 早速自分で決めていたNY初日のスケジュールに従って、電車でマンハッタン に出かけた。メトロノース線タカホ駅からグランドセントラル駅まで30分。

メトロポリタン美術館に勤務する日本人キューレーター(学芸員)を知人である 大学教授を通じて紹介してもらっていたので、早速お訪ねした。初めてお会い したにも拘らず、親切に館内を案内してくださり、メンバーだけしか利用でき ないダイニングルームでランチまでご馳走になってしまった。「お酒好き」と教授 から聞いていたので、新潟の美味しい地酒を抱えて、お会いしに行ったのが よかったのか!その後も毎回NYをビジネスでもプライベートでも訪れる度、彼に は大変お世話になっている。ダイニングと同じフロアにメンバーズティ−ルーム があり、そこでまたユックリ「お茶」してから専用階段で屋上のテラスに出てみる と…そこは私が長年夢見ていた摩天楼とセントラルパークの真中。そこに立って 360°のパノラマを独り占め!一般の来館者も5月〜10月なら2階ヨーロッパ絵画 奥のエレベータから行くことが出来る。


(説明)Sep.'98 Metの屋上テラスにて、友人Hisamiと共に 

METからレキシントン86丁目まで少し歩き、地下鉄に乗って先日崩壊してしまった ワールドトレードセンターへ向かう。第2ビルの107階展望までいっきに上がった。 昨日までの悪天候が嘘のような晴天だったので110階屋上階迄上がれたのは ラッキーだった。その後何度か強風や天候不順で、上がれない時もあったから…。

大きなガラスで周囲全面と足元まで囲まれた展望階からは南西に「自由の 女神」が小さく浮かび、真北にはエンパイアステートビルディング、その先 にこんもり茂ったセントラルパークの森も見え、つまりマンハッタン島の南 から北に向かってまるでずーと上空から見下ろすように景色が眺められた。

WTCを出てすぐ、うまくタクシーがつかまったのでスタッテン島行きのフェリ ー乗り場に急ぎ、5分待って乗り込めた。日没後はだんだんビルの明かりが はっきりと浮かび上がり、岸を離れていくフェリーからの摩天楼の景色を 見ていたら、なぜだか自然に涙が流れてきた。美しい「絵」を見ているよう だったし、何度も絵葉書で見た「This is NY!」という景色が自分の目前に広が っているのはなんとも圧巻だった。摩天楼郡の中で一際目立つのがなんと言 ってもWTCだった…。この時、涙しながらも頑張って写真を撮ったのはいいけ れど、揺れる船上で夜景の撮影などしたことのなかった私の作品?!は出来あが ってみるとブレブレで何もかもが2〜3重に写っていた…。 もし皆様の中でこのコースで行って見よう!と思われる方は微妙に揺れる 船上でもうまく写せるような優れもののカメラを用意するかまたは腕を磨いて おくことをお勧めしておこう。うまく撮れれば、本当にきれいですよ!


(説明)May '99 エリス島行きのフェリーの上から写す

私がユナイテッド航空でNY〜KIXを往復するにはいつもサンフランシスコ発の 809便の乗り継ぎ便として先日ピッツバーグに墜落した93便を使っていた。 日本人の乗客がたった一人だったなんて…。その一人に私がなりうる可能性 だって多いにあったのだ。犠牲になった方々のご冥福を心からお祈りする…。





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