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  • ☆☆☆メトロポリタン美術館の三時間・前編☆☆☆
by Junko Kitahama, 11.10.2001



数年前、当時上智大学在学中の青年とスペイン・ポルトガル方面へ旅した ときのこと。チューリッヒに向かう機内で彼は私に「これで限られた時間でも プラド美術館を満喫できますよ。」と一冊の本を差し出してくれた。上智大教授 だった神吉敬三訳の「プラド美術館の三時間」というタイトルの本だった。プラド 美術館(いうよりスペイン)の歴史、集蔵品、常設展示絵画の見所その画家に 関する情報など、豊富な知識が得られる大変優れた本で、おまけに<展覧会に 訪れる人々への忠告>という章は有意義だった。実際には丸々2日間プラドに 浸れたが、予備知識をいっぱい持って歩くというのはこんなにも一つ一つが興味 深く鑑賞できるものなのかと、その効能にひたすら感激した。

今回はただそのタイトルをパクッタだけで、内容たるやお粗末なものに過ぎ ないが、忙しいツアースケジュールでも、せめて3時間はメトロポリタン美術館 で「至福の時」を過ごしていただけるよう、私なりの超特選コースのご紹介に したいと思う。本当は1週間通い詰めてもすべては見きれない…ほどの膨大な 数のコレクションなのだ。NYのフリータイムをどう使うか…ショッピングも楽しい が、やっぱり秋はなんと言っても芸術鑑賞!枯葉舞うセントラルパークを背に どっしりと建っているMET(メット、New Yorker 達は皆こう呼んでいる)へ、さあ入館!

入館すると大ホールになっており、まず右手に「手荷物預かり」(Cloak)があるので 貴重品・ヴィデオカメラ(使用禁止)などは預けよう。カメラはフラッシュなしならほと んどOK、ただし撮影禁止場所もあるので表示に注意すること。ショッピングバックや コートなど、貴重品以外はすべて預けると身軽に館内を廻れる。もちろん無料。

中央がインフォメーション。フロア・ガイドや特別展の案内など自分の興味のある情報は ここですべて揃う。正面奥のブックショップ入り口右にあるボランティアデスクには常時 日本語の話せるスタッフがいるので、わからないことは遠慮なく聞いてみよう。いうまでも ないがMETには日本語フロアガイド、日本語の収蔵品図録(有料)がある。ホールの右手 奥にあるブースで入館寄付金として大人8ドル、IDを見せれば学生と60歳以上のシニア (パスポートのコピーで確認OK。他の美術館でも割引があるので有効に活用しよう)は4ドル を支払い、フロアガイドを見ながらまずエジプト美術から鑑賞を始めよう。

3時間で広大なMETの展示品を一つずつ丁寧に見るのは不可能なので、エジプト美術 も早足で通り向けなければならない。奥まで進み「サックラー・ウイング」の案内に従って 左方向へ進む。急に明るくなり、天井が高く総ガラス張りの場所に出ると、目前にはナイル 河畔で発掘されたBC15世紀頃の建築物「デンドゥ−ル神殿」がある。アスワン・ハイ・ダム 建設によって1960年に移築、'65にエジプト政府から寄贈された25mの神殿は壁面に彫ら れた詳細な文字や絵まで、近寄って鑑賞できる。写真はOKだがストロボは使えない。警備 員は大変親切で、頼めばフラッシュ部分を押さえて、シャッターを押したりしてくれる。余談 だが、「ダイヤル・Mをまわせ」マイケルダグラス、ゲネス・パルトロウ主演の映画のなかで このサックラー・ウイングとエジプト美術の一部がパーテイー場面で登場している。

次にフロア・ガイドを見ながら、「アメリカン・ウイング」へ向かう。ここは3階まで展示が続くが ここだけで1日では廻れないほどのコレクションになっているので今回はスキップし、1階の 家具・調度品の通路を左へまっすぐ抜け「アメリカン・ウイング・中庭」(別名:チャールズ・ エンゲルハード・コート)へと進む。ここもまたガラス張りの巨大テラスになっており、噴水や 観葉植物の間に木製のベンチが置かれ一休みには格好の場所となっている。外を見ると そこはセントラルパーク。中庭に出る右手には、フランク・ロイド・ライト設計の「リトルハウス の居間」が移築されている。全体的な造りはもちろん、銅メッキの窓、照明器具や家具など 細部にもライト独自の直線美の主張がはっきり認識できる。南側中世美術へと続く壁面には ティファニー・コレクションのステンドクラスが並ぶ。ほとんど人がいないのでステンド・グラス の傍に立ち記念写真を撮ると、コレがまた、なかなか素敵なんです、是非お試しを!ここは フラッシュも大丈夫。

ティファニー・コレクションの壁の左端にある階段を使い2階に上がれば、ストラディバリウスなど の名器コレクションがある楽器の展示室、興味のある方はどうぞ。後の19Cヨーロッパ絵画で 時間がほしい人は無視して、中世美術セクションを通り抜け、いったん大ホールへ戻り、今度は 中央階段を上がる。

正面がヨーロッパ絵画(19Cを除く)セクション。この中で絶対に見逃せないのが、イタリアでは ティエポロ、スペインはエル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスなど。オランダはルーベンス、フェルメール。 フランスのジョルジュ・ド・ラ・トゥ-ルの「マグダラのマリアの懺悔」、ジャック・ルイ・ダヴィッドの「ソク ラテスの死」などの作品は必ずMETハイライト・ツアーで紹介される名画となっている。このセクシ ョンは国別に作品が展示されているのでフロアガイドを見ながら進めばいいのだが、次々展示室 を移動しているうちに、迷ってしまったり、お目当ての作品が探しにくいので、見たい作品の作者を コーナーごとに立っている監視係(?)に尋ねよう。彼らは驚くほど絵画の場所に詳しく、近道まで 教えてくれるプロフェッショナルなのだ!

ここまででざっと1時間半。休憩はまだまだ後!次回は後編として、印象派で馴染み深い19C ヨーロッパ絵画やアジア、日本セクションのご紹介とショップの面白グッズなども教えましょう。
では次回をお楽しみに。




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