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■留学生インタビュー■
- 第11回 小島俊明さん
ボストン大学卒、コロンビア大学 統計学専攻
by Rieko Shirakura in New York
今回のインタビューは私の元同級生で、ボストン大学をダブルメージャーでトップクラスの成績で卒業し、その後コロンビア大学で2年間かかるマスターをたったの1年で取ってしまったという小島俊明さんにお願いしました。私の親しい友人ということなので会話はカジュアルなまま載せています。
・小島君、今日はインタビューに応じてくれてどうもありがとう。
どういたしまして。で、どんなことをするわけ?
・どんなことといっても、小島君がこれまでアメリカでしてきたことを聞きたいなと思って。
どうして留学を決めたのかとか、大学で勉強したこととかね。
いいよ。じゃ、はじめようか。
・では一番最初の質問は、アメリカに留学しようとしたきっかけは何だった?
きっかけか。世界で活躍しようかなと思ってさ。夢を実現するため。
・世界で活躍?どんな風に?それと夢って何だったの?
それは教えられないな。(笑)本当の理由は日本の大学に入れなかったから。行きたい医大があったんだけどね。
・医者になりたかったの?
まあ、最初はそんなこと考えて医大を受けたんだけどね。
・小島君は日本の大学に行かないままアメリカの大学にいきなり入ったんだよね。これは私とは違うパターンだよね。
そうだね。今思えば日本の大学も経験してみればよかったかな、なんてさ。
・日本の大学とアメリカの大学って全然違うもんね。それで日本の大学に行くのをやめてアメリカにしたと。
そう。結局アメリカに行くことを決めたのは実際の渡米の3ヶ月前だったね。
・そんなにいきなりだったんだ。私なんて留学の準備に半年以上かけたのに。
まず、俺の場合は兄貴がすでに留学してたしさ、ボストンにしたのも兄貴がいたっていう結構単純な理由かな。
・やっぱり自分の知ってる人がいるっていうのは心強いよね。しかも小島君の場合はお兄ちゃんだしね。
そうだな。その点は恵まれてたと思うよ。留学の面倒な手続きとかも、兄貴のおかげで苦労せずに済んだしさ。
・それはラッキーというしかないね。私なんか全部自分でやったんだから。でも小島君のお兄ちゃんが留学した時には誰かがいたの?
うん。ボストンにさ、おじさん、おばさんがいたからね。その人達を頼ってその場所に決めたんだよ。
・だからか。
留学するってやっぱり大変だからね。経験のある人に聞くって言うのは本当にいいと思うね。人とのつながりもできていくしさ。結構スムーズに進んでいくもんだよ。
・それは実感するね。それで、小島君っていきなりボストン大学に行った訳じゃないよね。英語学校に最初に行ったんでしょ。
そう。語学学校に入って、3、4ヶ月いたかな。それで大学に入学。
・英語の方はどうだった?
英語学校は当たり前だけど、英語しか勉強しないからな。そのうち飽きてきて。周りはアメリカ人なんていないし。
・それは私も同じだった。こんな状況で英語話せるようになるかなって焦ったりね。
うん。英語って積み重ねだから、そんな時期も必要なんだよね。周りはネイティブのアメリカ人が先生しかいないっていうのは英語学校の壁だね。そんな問題も大学には入れば、何てことなくなるし、またもっと授業は複雑になっていくしさ。
・ボストン大学ってどんな感じだったの。
B.U. (ビー・ユーと読みます。ボストン大学の略称)は楽しかったよ。インターナショナルの学生が多くてさ。
・じゃ私のとことは違うな。私はニューヨークっ子たちがほとんどだもん。インターの人達もいるけどマジョリテイーじゃない。
インターが多いとさ、英語を話すことに対するコンプレックスがなくなるんだよ。間違えてしゃべっても相手もネイティブじゃないからな。失敗を気にせずに話せる。それに日本人は結構文法ミスをしないように注意して話そうとするんだけど、他の国からの学生はそんなもの全然気にしないね。彼らからは話すパワーを学んだよ。
・なるほど。そうして会話に段々困らなくなっていくと。結局会話しないと相手の思ってることも、こちらの考えも伝わらないしね。私も間違いを気にするというよりも、言いたいことを伝えるってことに重点を置く。だってアメリカ人たちだって間違えてしゃべってるし。
そういうこと。
・授業はどんな感じ?
君も知っての通り(笑)。
・まじめに出席、クラスでの発言ってこと?
それと重要なのはプロフェッサーに可愛がられるってことかな。
・そんなことするの?
可愛がられるって言うのはさ、例えば質問を沢山したり、一番前の席に座ったりとか、熱心さをアピールするんだね。プロフェッサーのオフィスに遊びに行くとか。顔と名前を覚えてもらうこと。
・そうすることで成績が上がる?なら私もやろうかな。(笑)
成績はやっぱり本人次第だろう。努力は必要だよ。でも、そうして自分の存在をアピールできたら成績のワンランクアップも可能だね。
・たとえばBプラスからAマイナスとか?
そう!
・小島君、私サマーコースを取ってたんだけど、取ったことはあった?
よく取ったよ。サマーコースは取るべきだね。期間が短い分集中できるし。科目も2コースだけとかで、それだけの勉強ができる。
・私の場合はサマーコースの成績の付け方が甘いということで取ったりしたんだけど。(笑)ここでパブリック・スピーチなんていうコースを終わらせてという考えもあって。
白倉、そんなコース取らなきゃいけないのか?
・うん、だってビジネスメージャーの学生の必修なの。私だってこんなの取らなくていいなら取らないよ。しかも一つならともかく、2つもスピーチ取らないといけないの。だからもう一つは後に残してるんだけど。
そうか。俺の場合、メージャーは数学と化学だったからそんなの必要なかったよ。
・ダブルメージャーね。そんなのよくやったよね。大変そう。
そうだな。Chemistry のLAB(ラボと言って実験のことをさします。)が大変だったよ。一週間に10時間以上もあってさ。終わったらリポート提出だし。Bio Chemistry は難しかったね。
・数学はどうだった?昔から得意部門じゃない。
数学も難しかったけど楽しかったよ。
・メージャーの成績はAをキープ?当たり前か。(笑)
ボストン大学の4年間は本当にあっという間だった。学校外の生活ではゴルフをよくしたね。ゴルフの環境が最高でさ。
・遊びも熱心だったという訳ね。
そういうこと。
・じゃ、つらかったことは?
うーん、いやだったのは不得意なことも勉強しなきゃならなかったことかな。不得意というよりも自分の興味のない科目も取らなきゃいけない。
・でもそれは日本の大学でも同じだよ。自分のメージャーの勉強ばかりじゃないし、まるっきり接点がないような科目を取らされたりするしね。でも思うけど結局一つ一つの教科ってどこかでつながってる。ここで習った知識が他でも役立つことって沢山あるし、学校の外でも生きてくることがある。
それと、後悔してるのは授業以外のアクテイビテイーに参加しておけばよかったかななんてさ。
・いろいろあるよね。クラブが。
結構偏ってしまったかななんて。
・授業とゴルフだけで(笑)。
まあね。
・ボストン大学を卒業したあとはコロンビア大学でStatistics(統計学)をメージャーとして勉強したんだよね。
うん。ここではうんと専門的だから、アンダーグラジュエートより楽しいよ。もう無関心なことを勉強しなくてすんで。
・例えばここではどんな勉強したの。
ファイナンス、デリバテイブ、オプションがメインだったね。授業は結構エキサイテイングだね。難しかったけど。
・プロフェッサーとかはどんな感じ?
ウオールストリートで現役でばりばりやってる人が教えに来てたんだよ。メリルリンチとからの人とか。
・へえー。じゃ本当に株の取引の現場にいる人達から実状を学べるって感じね。
そう。授業も面白いしさ。
・それで一年で卒業しちゃったんだよね。これも私からしたら驚異的なんだけど。
終わってから言えるんだけど、大変だったよ。大体2年で卒業するのが普通だから。
・でしょうね。今は日本に帰ってビジネスマンしてるんだよね。今は会社の仕事で中国進出中でしょ。
うん。中国は一回行ったら一ヶ月はそこに居なくちゃいけないから。
・忙しいね。それじゃ最後にこれから留学する人達のために一言。
アメリカはというよりも、外国に行くってことはそこに居るだけで勉強になるよ。いろんな人の文化に接して、視野は確実に広がるから、自分のプラスになると断言するね。
・将来はアメリカでビジネスを始めたい?
そうだな。アメリカって日本にないものがあるから。
・それは何?
それはだね、アメリカに来た人がそれぞれに感じ取ってください(笑)。
このコーナーは約2週間毎に更新されます。今、インタビューに
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