ホーム 留学 インターンシップ トラベル ビジネス 旅行保険
 



New York / New York

New York Trendy

英会話

アメリカ旅行記

掲示板

About J-NewYork



留学情報


語学留学

語学プラス

専門留学

大学・短大留学

ビジネス

短期ツアー

ホームステイ

パーソナル

フリープラン

滞在オプション

スペシャルレポート

留学生インタビュー
    元橋利恵子さん
    鈴木淑子さん
    小島敏明さん
    野中美峰さん
    黒澤直子さん
    田村麻子さん
    吉野舞起子さん
    堀田千里さん
    遠藤こずえさん
    インジャ・ラーさん
    土屋信之さん
    井立洋子さん
    白倉理恵子さん

留学体験記

留学生からの手紙

セミナー/カウンセリング

サポートスタッフ

ジェイスターのサポート

資料請求

お申し込み

お問い合わせ





留学生インタビュー



  • 第13回 元橋利恵子さん コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ  スピーチ言語病理学専攻修士課程在学
by Rieko Shirakura in New York, 8.17.2001


・本日はお忙しい中インタビューに応じて頂きありがとうございます。早速ですが、現在の状況をお聞かせください。

現在はティーチャーズ・カレッジでスピーチ・言語病理学を勉強していま す。それは基本的にはスピーチ・言語障害を持っている人にどのようにセラ ピーを施すかということを学ぶものです。クライアントがどのような問題を 持っているかを調べ診断を下し、言語訓練のプランを立て実際にセラピーを施 すということを一貫して行っています。スピーチ言語病理学は英語では Speech-language pathologyと言い、日本で言う言語聴覚士にあたります。

・それではその資格を取るためのマスター・プログラムですね。

そうです。

・授業ではどのようなことを勉強しているのですか?

人間のコミュニケーション能力を、スピーチ、つまりコミュニケー ションに必要な音を作り出す能力、それから、言語、つまりコミュニケーショ ンのために表される抽象的考えや感情を理解する力の両方の立場から掘り下げ ていく勉強をしています。中でもスピーチメカニズムを学ぶクラスは医学的知 識も要求されるので、苦労しました。

・とても難しそうですね。これは2年間のプログラムですか?

そうですね。バック・グランドがあれば2年間で終わるのですがコースワーク以外にトレーニングとして 350時間の実習をしなくてはいけないんです。この350時間の実習をするというのが資格試験を受ける条件に なっているんです。ですからこの実習に入るまでバック・グランドがない人の場合はより時間をかけて勉強する 必要があるので人によっては3年以上かかる場合もあります。

・元橋さんの場合は去年の9月に入学されて、ご卒業まであと2セメスターを 残されているという事ですね。

そうですね。

・わかりました。それでは、少しさかのぼって最初にアメリカに来た時の事を お聞かせください。留学のきっかけとか、どのように学校を決めていったのかなどの過程など。

日本では短大を卒業して大学に編入する形でアメリカに来ました。1993年からですからアメリカ生活は8年になります。 最初に来たのはイリノイ州で、コミュニティー・カレッジから始めて、イリノイ大学の言語学に編入しました。実際イリノイ大学で 自分の専攻科目を勉強する前に60単位取得する必要があり、短大での単位はすべて認めてはもらえなかったので必要科目を コミュニティー・カレッジで終了して大学に入りました。  

・元橋さんは最初から大学に入学されたんですか?大学前に英語学校は 経験されましたか?

学校が9月から新学期だったので6月から8月までの8週間の英語学校のプログラムに入りました。

・入学後の授業内容はすぐに理解できましたか?

日本にいた時にやはり英語ができないといけないと思いかなりの時間を費やし勉強していました。トーフルのためにもすごく 勉強したおかげでその8週間の英語のプログラムでは一番上のクラスに入る事ができました。そのプログラムはアカデミックな 内容で大学の授業に役立つようなターム・ペーパーの書き方とかデイベートのためのスピーチなどを勉強しました。

・それでは実際大学に入ってからの授業にはとても役に立ったようですね。

はい。ですが、大学の授業ではすべての先生がきれいに発音する訳ではなかったので先生によっては一体何を言っているのか分 からない事もありました。ですから、先生に頼んで授業を録音させてもらって後で復習をして勉強していました。

・わかります。すべての先生はアメリカ人とは限らないし、他の国出身だったり するとその国のアクセントが強くて聞きずらいんですよね。アメリカ人学生には何を言っているか分かっているようなんですけど。

そうです。だから結局教科書を読んで理解するという勉強パターンになりました。

・大学に入学された時点でのトーフルの点数をお聞きしてもよろしいですか?

大学に提出したのは590点でした。でも受けたのは94年ですから、今の とは形式が全然違うと思います。一番最近受けたのはコンピューター形式で280 点でした。

・この280点(満点300点)というのは相当すごいことですね。ほぼ満点に近いし、日本人で これだけの点を取れる人は少ないですよね。

最初に受けたTOEFLは昔の形式で、リスニング、グラマー、ボキャビュ ラリーとリーデイングになっていましたが、一番最近受けたものはコンピュー タで行われる新しい形式のものでした。

・そうですね。今はすべてコンピューター形式になっていますね。ですが、 どのような勉強方法でそのような高得点を獲得できたのですか?

大学入学のためにTOEFLを受けた時は、まだ英語力も拙かったので TOEFL用の勉強を沢山しました。一番リスニングの点数が低かったので、それ を上げるためにリスニング用テープを買って、毎日聞いていました。そして聞 いたものをデイクテーション(書き取る事)していたんです。そうすると、書 きながら文法の間違いなども直すことができるし、一番点数を落としやすいと 言われていた短い会話文も確実に書き取ることで聞いたことを全部理解し、点 数はかなり上がりました。

・それはすごい勉強方法ですね。トーフルのリスニングの点数を伸ばしたい日本人にはとても参考になると思います。 他の部門はやはり参考書で勉強されましたか?

英語で受けるものだから、英語の参考書と思いBARRON‘Sを使っていました。

・わたしもBARRON‘Sにはお世話になりました。(笑)

ボキャビュラリーの本は“トーフル、GREのための必須単語”という日本語の本を一日5個ずつとか無理なく決めて 少しずつ勉強していました。グラマーも日本語の本をひたすら使ってやってましたが、 この勉強法ではそんなにすばらしい点数は取れませんでした(笑)。

・このトーフルの勉強以外で留学前にいろいろと準備されたと思いますが、 その準備はどのように進めていったかお聞かせください。

本格的な準備にはまる一年かけました。それ以前にも行くんだったらこんなところという具合に探したりしていました。 まず資料を集めることから始めました。

・その時にはどのように学校を絞っていったのですか?

どうせ留学するのならいい学校へ行きたいと思ったので、学校のランクが出ている本を見てトップ20ぐらいの学校すべてに 資料請求を送ったんです。その時には地域には関係なく西海岸から中部そして東海岸まで。そして学校の対応が親切だったら さらに質問してみたり、資料を送ってこなかった場合にはもうそこは切るとか。(笑)そのころは、今のようにEメールや インターネットがなかったのですべて郵便でしたので時間がかなりかかりました。学校をインターネットで調べることも 出来なかったし。

・そうでしたか。今は随分留学する人にとっては時間を節約できますよね。 そのようにして時間を掛けながら学校を決めたのですね。

はい。学校の地域を決める時に、東海岸はいい学校が多いけど授業料が高いし、西海岸はなんだか遊びの誘惑に負けそう だったので、最終的には勉強に集中できそうなイリノイ州の学校にしました。

・わかりました。整理すると、最初に英語学校に入学して、その後は コミュニティー・カレッジでイリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)に編入するための必要単位を取得されたのですよね。

そうです。コミュニティー・カレッジでは最初から無理したくなかったので2セメスターで24単位取得しました。 自分では遠回りはしたくなかったのですが、ここではそれほど難しい英語を必要とする訳ではなかったので、自分の専門科目に 入る前に手慣らしできたのはよかったと思います。

・そうですよね。専門科目は内容が複雑だし英語ももっと用語が難しくなるので、 授業やその他のことになれておくのにはきっとプラスの経験になったと思います。イリノイ大学を卒業後、マスターも こちらで取得されたのですね。

はい。そしてその後は2年間TA(テイーチャーズ・アシスタント)をして働きながら、専攻をスピーチ言語病理学に 変えるためにアンダー・グラジュエートの授業を取っていました。

・そうすると、去年にニューヨークに来る前まではイリノイ生活だったのですね。 イリノイはどんな感じの街ですか?

私が最初に来た時の人口は8万人ぐらいの非常に小さい街でした。出る時には12万人ぐらいになっていましたが。

・それはすごく小さな街でしたね。

そうです。田舎でした。(笑)その人口の中の6万人ぐらいは学校関係者だったんですよ。 学生、先生、その他の事務関係の人など。

・それでは学校があって成り立っているような街ですね。

はい。大学が経済の中心です。学生はその中で4万人くらいいました。

・ずいぶん大きな学校ですね。でもとても環境がよさそうでうらやましい。

勉強するにはとてもよかったんですけど、気分転換が出来なくてストレスがすごくたまりました。街には3つしか映画館もないし、 そのうちの1つだけが新しい映画を上映していて、あとの2つは6ヶ月や1年遅れだったりとか。

・1年前のですか?(笑)

料金は新しい映画で3ドル50セントでした。

・いいなあ。安くてうらやましい。(*ちなみに現在NYでは9ドル50セント)

町中に一応バーやレストランはありましたが数は限られていましたし、 車で15分ぐらい走るともう何周りは全てとうもろこし畑というぐらい小さい所 だったんです。だから私は「もろこし村」と呼んでいました。

・それでは車無しでは生活は無理ですか?

車は最後の2年間はありましたが、その前は持っていませんでした。

・車無しでも通学に便利なところに住んでたんですね。大学寮ですか?

寮ではないんですけど、オン・キャンパスのアパートメントに住んでいました。だから行動範囲がすごく狭かったです。 自宅と学校それだけ!

・娯楽はたまに映画に行ったりとか。(笑)友達とパーテイーとかしましたか?

そんな余裕はなかったんです。わりと早くからマスター・コースに行くことを決めていたのでいい成績を取らなくてはいけ なかったし。GREの勉強とか、あとPersonal Statement(大学院に入学申請を出す時に一緒に提出するもの)に書けるように ボランテイア活動もしていました。

・すごく忙しいですよ。でも、結局自分の時間をうまく調節しながら使って いかないと出来ないことですね。

アンダー・グラジュエートの時にはすごく忙しかったです。

・そうだと思います。課題もバンバン出るし、グループワークもあるし。成績も キープして。そしてマスターへ。

はい。先生にはマスターへ行くことを勧められていたので、アドミションは心配ないよと言われていました。 オフィシャル的にはGREとかその他の書類は提出しなくてはいけませんでしたが。そして大学院に入った時には4年間分の 奨学金をもらいました。マスターは2年間なんですけど、4年まで更新できたんです。この奨学金というのは働くことを条件として 授業料免除されるというものでしたので、4年間いたんです。

・その4年間終えられてコロンビアにいらっしゃったその理由は何ですか?

もう田舎がいやになってこれ以上いたら気が狂うと思ったんです。(笑)最初は住めば都なんて言ってたんですけど。 何がきっかけかは覚えていないんですが、もうそろそろ環境を変える時かなと思って。まだ日本に帰るつもりはなかったし、 やりたいこともあって。今度は田舎はやめて都会に行こう、都会だったらニューヨークがいいなと思って決めたんです。 そしてどこの学校が自分のやりたいことが出来るだろうかと調べていたら、コロンビアで細かいことまで勉強できるコースを 見つけたので決めたんです。

・ニューヨークはどうですか?

ニューヨークはいいです。(笑)イリノイにいた時にもニューヨークにはよく遊びに来ていたんです。



・コロンビアはどうですか?

ティーチャーズ・カレッジに行きたくて、こうして来ることが出来てニューヨークにも住んでいるのですべてがいいですね。 入学して最初のセメスターは6つコースを取っていました。

・6つというと何単位になりますか?

13単位です。

・6コースで13単位というとどういうコースなんですか?

実習が中心となるので実際は週に10時間かかるコースでも1単位にしかならなかったりするんです。そういうのをたくさん 取らなくてはいけないので。でも、授業内容はすごく充実していて先生もとても情熱的なので勉強になります。学生も私の学年で 全部で40人という小規模なのでみんな仲良くなっています。

・その6コースの秋のセメスターを終了して春にも同じように終了されたんですね。

春はもう少し減らしました。忙しさに懲りたので4コースにして、現在夏のコースを取っています。

・そうですか。夏は普通は取ってもいいし取らなくてもいいんですよね。

私の行っているプログラムは夏も必修なので取らなくてはいけないんです。夏のコースも含めて2年間のプログラムなんです。 実習というのを続けてしなくていけないので。

・元橋さんはインターンを現在していらっしゃるんですよね。

インターンは昨日で終わったのですが、サウス・ブロンクスにある低所得者のためのスクールの子供たちの言語セラピーを 行っていました。低所得者の人たちの中にはコミュニケーション能力に問題があっても十分なケアを受けることができないので 必然的に問題のある子供の率が高くなるようです。具体的には、親が麻薬中毒な どでその影響をそのまま受けて生まれてきてしまったりとかで。週に3回で一人30分から45分のセラビーをしていました。

・とてもたいへんなお仕事ですね。麻薬中毒の影響で子供たちがそんなふうな 障害をもって生まれてきてしまうなんて。

そうですね。子供たちのバック・グランドを聞くと憂鬱になります。孤児も多いし、お父さんが誰だか分からないとか、 お父さんはいるけど刑務所に入っているとか。お母さんが18歳で子供が6歳とか。

・日本では考えられませんよね。ちょっとあまりにも環境が違いすぎる。アメリカの また違った一面を見た気がします。

はい、全く違います。

・今度は明るい話題に変えましょう。ところで元橋さんはメーリングリストを持っていますよね。

はい。“ヴィヴァ!にゅうようく♪”といってニューヨークに在住の日本人同士で情報を交換し合ったり、会員同士集まって 交流を深めるために作りました。

・おもしろそうですね。私も参加していいですか?

もちろん!参加するときのウェブ・アドレスを書いておきますね。
http://isize.egroups.co.jp/join/vivanewyork/

もしくは下記にメールしてください。
vivanewyork-subscribe@isize.egroups.co.jp

“ヴィヴァ!にゅうようく♪”のホームページは下記の通りです。
http://www.columbia.edu/~rm933/new_york/

・今日は本当に長い時間いろいろとお話を聞かせて頂きましてどうもありがとう ございました。最後にこれから留学を目指している人に一言お願いします。

私はコミュニティー・カレッジから始めて、きっと日本語で勉強していたらもっと簡単だったで あろう教科を英語でしなくてはいけませんでした。だから、日本にいる学生の皆さんが留学する時にはしっかり日本で 大学を卒業してから、英語の部分はたいへんかもしれないけど大学院に入るために留学した方がいいと思います。その方が 専門知識をすぐに学べるし、無駄にはならない気がします。がんばってください。

・ありがとうございます。この次には元橋さんのヴィヴァ!にゅうようく♪の会員と してお会いしたいです。





このコーナーは約2週間毎に更新されます。今、インタビューに 応じていただける人を募集していますので、あなたの留学体験をウェブ上で伝えたいという人は support@j-newyork.comまでメールください。 資格は、基本的に留学生であればだれでもOKです。

COPYRIGHT(C) 2000-2002 J-ST☆R TRAVEL Inc.